こんにちは。会議通訳のあひるです。
私は海外経験もなく社会人になってから英語を学習したため,会議通訳になるまではかなりの時間がかかりました。ここで何より重要なのは,とにかく続けること。前回に引き続き,私自身がやっていた継続するための工夫をご紹介します。今日のテーマはズバリ『可視化』。
成果を実感することが継続のキモ・再び
前回,継続に大切なのは成果を実感できること,とお話しました。やっぱり人間『こんなこと続けててもできるようにならない』と思ったら続きません。そういう意味で成功体験って最高のモチベーションになると感じます。
しかし目標が高ければ高い程,できていないところばかりが気になって成長を実感できないことがあります。だからこそ,その時その時の状態を可視化することで自分の成長をしっかり味わうことができます。
【1】やった量(時間)を可視化する
まず,日々学習した量はなんらかの形で書き残しておきましょう。特に英語を始めたばかりであれば,内容と同様やはり時間も大事です。これは前回の【1】にも関わってくるのですが,やった内容だけでは毎日同じことをしていて全然進んでいないように見えるからです。
月曜:テキスト①復習,火曜:テキスト①復習,水曜:テキスト①復習・・・,これでは成果は感じにくいですよね。でも月曜75分,火曜40分,水曜60分なら達成感がありませんか?
さらにできれば,パッと見て一目で『頑張った!』がわかる形にしましょう。私はよく,手帳に蛍光ペンでその日の学習した時間に合わせて線を引いていました。たとえば30分で5ミリなどと決め,1時間勉強した日は1センチ,1時間半勉強した日は1.5センチの線を蛍光ペンで引いておきます。手帳を開くと一発でどの日に頑張ったかがわかります。
通訳を生業としていると常に鞄にストップウォッチが入っています。同時通訳はある程度長い会議は2名以上でチームを組み,時間を区切って交代で行います。そのため時間を測るアイテムが必須なのです。私は日々,何をするにも時間を測るのが習慣になりました。英語を学習した時間,1つの会議の準備に要した時間,ペーパーバックを読んだ時間,云々。これが習慣になると,ストップウォッチをONにした瞬間にガッと自分のスイッチも入るようになります。そういう意味でも時間を測るのはオススメです。
【2】成長を可視化する
そして,量(時間)と同時にその時の感情も一緒に書いておきましょう。まったく同じテキストを繰り返しているように見えても,ずっと同じようなレベルの本が終わらないような気がしていても,あなたの中で何かしらは変化しています。完全に主観でいいので,その感情を書いておくことです。これについては年度末にもかなり詳しく触れています。
月曜:初めて聞いて何をいっているのか全然わからなかった,だったのが,金曜:集中して聴けば少しはスピードについていけるようになったかも,云々。
これ,週単位だとあまり成果が見えないかもしれません。しかし半年後や1年後に振り返ると,びっくりするような成長を感じることがあります。将来伸び悩んだ時に見返すと,自分でも気づいていなかった成果を感じられて継続の大きな力になることがあります。未来の自分への励ましのメッセージです。時々でいいので,ぜひ今の気持ちも書いてみてください。
可視化のポイントは,積み上がるものや目に見えるもの
様々なビジネス書でこの可視化の効用は謳われています。しかし,英語の成長ってかなり意識的にならないと目に見えない=可視化しにくいと感じます。
例が適切かわからないのですが,貯金や株式投資ってとても可視化しやすいと思います。成果が数字で表せるからです。今月は○円貯まった,今年は配当金が△円を達成した,云々。このように目に見えて成果が出ると,やっぱり『じゃあ(こんなに成果が出るなら)今月も節約しよう』等々モチベーションも湧くと思うのです。
これを英語学習にも応用すると,結構モチベーションに効いてきます。ポイントは積み上がるものや目に見えるもの。今回は積み上がるものの例として学習時間,目に見えるものとしてその時の感情の記録をご紹介しましたが,ぜひ色々と試してみてください。一緒に頑張りましょう,Bon Voyage!

