基礎からのやり直し英文法② あひるのおすすめテキスト6選

英語に自信を持てないあなたへ

こんにちは。会議通訳のあひるです。先週英文法攻略法をお伝えしましたが,如何でしたか?

今回は実際に使うテキストの選び方です。

私は海外経験もなく社会人になってから英語を学習したので,あらゆるものを試してきました。今回に限らず,このブログで紹介するのはその中でもオススメできるもの,実際に効いたものばかりです。

文法攻略のステップ

先週の英文法攻略の記事では,以下のようなプロセスをご紹介しました。

①まず薄くて読みやすく,基礎から全体を解説してくれる文法書で全体像を把握し,

ある程度疑問が出てきたら

②不明点を解消してくれるようなテキストを選んで都度参照していく

という方法をオススメしました。この①,②について,私のおすすめをご紹介します。特にこの①では大学受験用参考書まで視野に入れると結構いいものが見つかります。

通読用テキスト2選

最も重要なのは自分が継続できるもの,つまり自分にとって読みやすいものです。そしてザザッと読むものですから全範囲をカバーしていながら,とにかく薄くて軽くて読みやすいもの,これに尽きます

【1】大岩のいちばんはじめの英文法

大学受験向けの本書,使いやすいです。本当に必要な内容に絞りつつも解説はしっかりしていて理解しやすい

2分冊なのですが,1冊目の超基礎文法編を通読用に利用して頭に入れた後,2冊目(英語長文編)1章,読解で知っておきたい知識が独立してまとまっているところも使いやすいです。1冊目である程度全体像が見えてきたら,この問題演習も取り組んでみてもいいかもしれません。問題自体云々ではなく,ひとえに解説が読み物としてわかりやすいから。

英文法の基本と実用をバランス良くカバーしたい方にオススメです。

【2】安河内の英語をはじめからていねいに

私が学習していた当時に使っていたものです。当時は2分冊でもう少し分量がありましたが今は【完全版】として1冊になりましたね。さらに内容が削ぎ落とされてスリムになった印象です。

細かい表現などはあまり網羅されていませんが,本当に英文法の骨子,いわゆる『英語のルール』に特化したい方にオススメの一冊です。

参照用テキスト3選

これに対して参照用テキストは,疑問が出てきた時に参照していくものです。都度検索してもいいのですが何度も参照するものですし,前に調べたものが手元にあるととても便利なので,やはり気に入ったものを1冊お手元に置いておくと便利です。これはご自身である程度疑問が出てきたところで,自分がよくわからなかった項目を読み比べて選ぶのがおすすめです。それにより,ご自身にとって読みやすい,続けられるテキストがわかります。ご参考までに私が個人的に好きなものを3冊,ご紹介します。

【1】Grammar in Use, マーフィーのケンブリッジ英文法シリーズ

世界中で売れている・使われている英文法の本ですが,やはり素晴らしいです。『3選』と言いながらどれか1冊を選べと言われれば間違いなくこれを推します。

文字どおり,英語を話すために必要なことが全て載っている実用書です。『実用書』と書いたのは,全ては『どのように使うか』に焦点が当てられていて,とにかく使える表現が練習できるからです。

英語版のほかに日本語訳版も出ています。英語版はアメリカ英語とイギリス英語,それぞれに初級,中級,上級(イギリス英語のみ)の計5冊,日本語訳されているのはアメリカ英語版の初級,中級の2冊です。

この本の良さは,とにかく中級レベルの紛らわしい表現の使い分けにあります。細かい理論的解説はさておき,be goingとwillはそれぞれどう使うのか,doing と to doはそれぞれどう使うのかなど。そのため個人的なオススメは中級です。確か,はじめに出版されたものが現在の中級版かと思います。そういった意味でも,いわゆる『標準レベル』を想定しているのが中級かと思います。

また,元がケンブリッジ大学出版局,イギリス英語版がオリジナルであるためイギリス英語版の方が充実しているのですが(上級編があるのはイギリス英語版のみです),日本の標準的な義務教育はアメリカ英語を基礎としています。特にこだわりがなければアメリカ英語版の中級が第一選択かと思います。

これ,シリーズが多いことに加えて各項目の演習問題も豊富です。内容はとても素晴らしい反面,冒頭から順に取り組むと途中でめげる可能性もあります。こういったものは辞書的な使い方がオススメ。1項目が見開き2ページで完結するので,わからない項目が出てきたら都度該当項目を調べ,学習し,ある程度カバーできた段階で必要があれば残りに取り組む,そんな使い方がオススメです。

とはいえやはり,テキストって手をつけていないところがあると義務感のような罪悪感のようなものを感じるんですよね。私はわからないことがあると,都度その項目(見開き2ページ)をコピーし,学習し,順にファイリングして持ち歩き,復習していました。そうするとやっていないところが無駄に気にならないし(既に知っている内容をあえてやる必要はありません),何より自分にとって重要度の高いものから順に出てくる参考書のようになってオススメです。

【2】表現のための実践ロイヤル英文法

各項目の解説も例文も豊富で内容としては申し分ないものです。充実した内容でしっかり理解したい方にオススメの一冊です。結構しっかりしているので,ほかのテキストで学習を進めて物足りなくなった時点で改めて本書を検討してもいいかもしれません。やはりご自身がいちばん理解しやすい,その時その時のレベルにあったものを選ぶことが一番大切で,また,一番の近道です。

本書はあくまで辞書的に使うのに適しています。すべてを満遍なくマスターしようとすると結構ハードルが上がってしまいますが,覚えようというプレッシャーをかけずにダラダラと読んでいくのも面白いかもしれません。

【3】総合英語Evergreen

『総合英語Forest』が2022年11月に新しくなったものです。従来高校の指定参考書などにもよく使われているもので,必要なことは網羅しつつ深入りしすぎず,王道の内容を高校生向けに解説するものです。王道,定番を求める方にすごくオススメです。

超短期・試験対策文法問題集

もう一冊。『18歳のススメ』の記事の中で,少し集中して特定の分野に取り組みたい時,薄くてすぐ終わる資格試験対策問題集に取り組むことをオススメしました。まさにこういった使い方をするのにオススメ文法テキストを1冊,最後にご紹介させてください。

【1】TOEIC(R) L&Rテスト 英文法 出るとこだけ!

これも私自身使っていたものですが,改めて最新刊版を見ると間違いやすいポイントが本当にスッキリまとまっていますね。

文法事項は『知っている』と『反射的に出てくる』は大きく違います。本書はやれ『動詞の前は必ず副詞!』とか『形容詞の前も必ず副詞!』とかひたすら演習していくのですが,それにより普段英語を書く・話す時のチェックポイントとして活かせるのが気に入っていました。上に紹介したテキストで理屈はカバーしつつ,身体で覚えないといけない部分はこういうものを使うのも一案です。

如何でしょう,参考になりましたか?少しでも『やってみよう!』と思うものがあれば,ぜひお手に取ってみてください。自分に負担なく,読みやすく続けられるものを選ぶことが成功への第一歩です。一緒に頑張りましょう, Bon Voyage!